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HEVENS DOOR

12月18日設置
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追い求める父の背中 そのいち


サブタイトル「それは偶然?それとも必然?いつものノリで大惨事!!
完結予定未定 異世界旅行決行しちゃいます!・・・・・春!」 by 作者

 

2***年某日、アインツベルンの森にて・・・・


枯れてしまったのか葉が全てなくなっている木、腐っていたのか半分のところから折れている木もある。
森というには少し緑が少なすぎる。
かつてアインツベルンという貴族が建てた城があったはずだが、その面影はいまや皆無といってもいいだろう。
この森の中を探しても城の残骸らしきものしか残っておらず、人が住んでいたとは、いいがたいものがある。

そんな森の中の開けた場所に、何か言い争っているかのような声が聞こえる。


「なぁ、遠坂、本当にやるのか?」



赤毛でがっちりとした体型の青年は、青年の前にいる女性に心配そうに聞いた。

その問いかけられた女性は、胸のところに十字模様が入った赤い服に、黒のミニスカートをはいていて、 
きれいな黒髪がよく似合う、可愛いというよりもきれいというのがぴったりな容姿をしている。
その女性の名前は、『遠坂凛』

この森がある冬木市という町に住んでいる遠坂家の現当主であると共に、穂群原高校の卒業生であり、
卒業後すぐに、英国の大学へ留学した所謂、優等生を絵に描いたような人間だ。
この説明でわかる人はわかるだろうが、これでは完璧な説明ではない。
そう、遠坂凛には裏の顔というものがあるのだ。
その裏の顔とは、彼女の家系は魔術師の家系であるということだ。
要するに、彼女は魔術師であり、この冬木の地のセカンドオーナー、つまり裏(魔術)の世界での冬木市の管理人なのだ。
こんな彼女は高校時代に、聖杯戦争といわれる魔術師によって行われる殺し合いに参加して、
生き残った者たちの一人である。

そんなすごい経歴をもっている女性は、目の前にいる青年の問いに対し、
人差し指を立て、


「当たり前じゃないの!何のために高価な宝石用意したり、時計塔までいって研究していたと思ってるのよ!!
・・・全く、士郎ってばもう怖気づいちゃったの?」

と、物凄い剣幕で怒鳴る。
怒鳴られたことによって、士郎と呼ばれた青年は彼女たちに出会ってから何度目になるかわからないため息を吐く。

〈アーチャー、お前も苦労したんだな。もしかしたらあの白髪は気苦労が原因なのかもな〉

ここにはいない赤い外装をまとったアイツのことを考える。
アイツのことは、嫌いだが何故か他人事とは思えなくて、同情してしまう。

この怒鳴られている青年の名前は、『衛宮士郎』

同じくこの町に住んでいて、もちろん裏の存在である魔術師でもあり、その魔術の特異性から魔術協会に、
『封印指定』を受け、現在魔術師の世界で指名手配中の男である。
しかし、極悪というわけではなく、むしろこの逆、『正義の味方』という理想をひたすら追い求めていった結果が、封印指定というものになってしまったのである。
この男も、聖杯戦争に参加し、生き残った者の一人である。

今まで腰を下ろして遠坂に先程与えられた、バスケットいっぱいに入っていたサンドイッチを食べている
金髪碧眼の少女がもふもふとサンドイッチを咀嚼しながら、士郎に向かって言う。

「シロウ、ああなったリンはもう止められないと思うのですが・・・・」
士郎は口を尖らせながら答えた。

「いやセイバー、そうは言ってもな・・・・・」

この『セイバー』と呼ばれた少女は人間ではない。
この少女を構成しているものはエーテルである。

-----------------サーヴァント、それは先の聖杯戦争の時に、魔術師の使い魔として召喚される。
生前偉大な功績を上げた英雄が死後信仰の対象となったもので、この少女は、ブリテン国の王、
アルトリア。
一般的な呼び方でいうと『アーサー王』であり、この世に知らないものはいないだろうといっても過言ではない英雄の一人ではないだろうか。
もともとは、士郎のサーヴァントとして召喚されたのだが、わけあって契約が解除され、その時に協力していた、遠坂凛と再契約し、実質、聖杯戦争時に最後の一騎となったサーヴァントだ。
聖杯戦争終了後、現世での生活を望み、遠坂凛のサーヴァントとして現界し続けている。

------サンドイッチを食べ終えたのか、持っていたハンカチで口元を拭いていると、

「ねぇ、セイバー。江戸前屋の期間限定大判焼きセットとか食べたくない?」

そういう遠坂の手には江戸前屋の紙袋が握られていた。
その言葉に、セイバーの触覚がピクピクと反応する。
必死になって誘惑に耐えようとしている、この士郎と凛が対立しているこの状況でセイバーがどちらの味方を
するかで、状況は一変するだろう。
こちらには、交渉の道具となるものがない、よって、
(セイバー、頼む俺の味方をしてくれ・・・・)

セイバーが、悩んでいるとなりで、こちらの味方になるように、祈ることしかできなかった。

しかし、今回のセイバーをめぐっての勝負の相手側のほうには、まだ切り札があるようで、

「あ・・・そういえば昨日、綾子からお土産で海鮮鍋の詰め合わせなんてものもらったんだけど・・・・・セイバ「シロウ、早く協力して、家に帰りましょう!!」・・・・・・・・・勝負あったみたいね。衛宮君」

そして、たった今頼りにしていたセイバーは赤いあくまの魔の手に落ちたようで、もう諦めて腹を括るしかない、
状況になり、落ち込んでいると、

「なにどこぞのワカメみたいにしおれたような顔して、しゃがんでるのよ・・・・・
このままじゃ、ルヴィアとの約束の時間過ぎちゃうし、早く始めなきゃ・・・・」

そういうふうな強引なやり方で振り回されるのに慣れているのか、
士郎は何かを諦めたような感じで、凛のほうへと歩いていく。
「始めるけど、準備はいいかしら?」

準備ができているかと聞いているが、本人の手元では、包みの中に手を入れて、
拳の半分くらいの大きさの宝石を取り出していた、彼女に士郎の意見を聞きいれる気は、
ないのではないのだろうかと、思わせるような感じである。

その宝石は宝石商などが店頭で売っているもののように、研磨されておらず、
全く、加工されていない原石のようだ。

「はぁ・・・・。どうせ、俺がやめろって言ってもやるんだろ。
仕方ない。」

その宝石が取り出されたのをみて仕方なく協力することにする。
士郎が協力してくれることに、満足したのか微笑し、

「じゃあ、宝石剣の解析お願い。
セイバー、魔力のラインを絞るから、出来る限り魔力を使わないようにして、それが終わったら始めるわよ。」

「わかった。ちょっと待っててくれ」
「わかりました、リン」

士郎が、宝石剣の解析を終わるまでに少し時間がかかるので、その間に、
この剣の説明をしたいと思う。

宝石剣キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ。これがこの剣の正式名称だ。
この世界にいる五人の魔法使いの内の一人、キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが愛用している剣である。

この剣の刀身は鋼や鉄などではなく、まるで宝石の原石のようなものが、剣の柄から飛び出しているというもので、物を斬るのに適した形状ではなく、どちらかというと棍棒などの鈍器みたいに物を叩き潰すと言った方がしっくりとくる感じだ。

しかし、この剣の本質は第二魔法を可能とする限定魔術礼装である。
遠坂家に伝わっていた設計図に記されていて、ゼルレッチからの課題となっていたのだが、
第五次聖杯戦争の最終局面時に、衛宮士郎の投影魔術によって作られたもので、
本物の宝石剣と寸分違わず、同じものとなっている。

この剣は、極めて高度で異質な魔術技術で作られているため、現代の魔術技術では作るどころか、解析することさえも難しく、衛宮士郎というイレギュラーがいたからこそできた、半ば反則に近い代物である。

さて、まだ話すところは色々とあるのですが、士郎の解析が終わったみたいなのでこちらに視点を戻して見ましょう。

「ふぅ、解析が終わったぞ。宝石剣には、問題ないと思う。」

そう言って凛に、宝石剣を渡す。
それを受け取り、地面に凛の血液によってかかれた魔方陣の中心に宝石剣を突き刺し、

「始めるわ。
----------Anfang・・・・・」

別に用意してきた宝石に魔力を込めてゆくと、周囲の空気が変わっていき宝石が強力な光を放ちだす。

ここで今のこの状況を説明しよう、
この場にいるのは3人、通り名を錬鉄の魔術使いと呼ばれている封印指定の魔術師、衛宮士郎。

今現在、宝石に魔力を込めている、時計塔にて赤いあくまなどと呼ばれている、金欠貧乏魔術師、遠坂凛。

はらぺこ王こと、遠坂凛のサーヴァント、セイバー。

この三人は冬木市郊外の森の中にあるアインツベルン城にて、遠坂家の研究の目標である、第二魔法の再現に挑戦しているのであった。

心配そうに二人が見守っていると、

「・・・・・・・・・っ!!」

宝石に魔力を送り、魔方陣へと行き渡らせていくという作業をしていた凛が、まるで物音に驚いて全身の毛を逆立てている猫のような動作をして、見守る二人の方向を向く。

その時の、凛の顔は普段の凛の表情とはかけ離れていて、悪戯をして見つかった時の子どものような、
いや、衛宮士郎的に説明するならば、つまみ食いしているところを桜に見つかった時の藤村大河の顔と言えば、分かるだろうか。
まぁ、とにかく、そういう感じの顔をしていた。

その顔を見てなにか嫌な予感がした士郎とセイバーは互いに目配せし、

(なぁ、セイバー。なにが起きたのか、遠坂に聞いてくれよ・・・・)
(・・・・いえ、それは、いくらシロウの頼みとはいえ・・・ここは、シロウが聞くべきです!)

目線での、議論の結果。結局、士郎が聞くことになった。

「・・・・・なぁ、遠坂。
どうしたんだ?そんな顔して・・・・・」

決して、凛と目線を合わせようとせず、右下のほうを見ながら凛に問う。

「・・・・あの・・・・落ち着いて聞いてね。士郎、セイバー。(・・・ニコリ)」

と、誰がどういう風に見ても、安心して見る事ができないような笑顔で言う。

「これから、魔方陣の形にそって魔力を流し込んでいくんだけどね・・・・・
その工程で使うはずだった、それ用の宝石があるんだけどね。」

どこか、ぎこちない口調で説明を続ける凛の様子に、この空間にかなり微妙な空気が流れ始める。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


「その宝石、私の家に置いてきちゃった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・ってへ♪」

ひゅ~~~~~~~とでもいって、枯れ葉が転がっていきそうな雰囲気が、場を支配する。

「それの宝石がないと、どうなるんだ・・・・・?」

大量の冷や汗を掻きながら、今一番聞きたくない言葉を聞くために質問した。
まぁ、聞かなくても大体やばい事が起こることは、今までの記憶から理解出来ているのだが・・・・・

「魔方陣の形の通りに寸分違わず魔力を通すなんて、本当に上位の魔術師にしか出来ないから、
恐らく、魔力がここら辺一帯に、霧散して・・・・っ!?」

ここで先程言い忘れていたが、我等が完璧超人パーフェクト凛さまのたった二つの内の弱点の内の一つ、
その能力としての属性は、呪いなどに分類されるのではないかと思うほどのスキル・うっかり。

遠坂家に伝わるのは、何も魔術刻印とゼルレッチからの課題だけではない、
ここ一番というところで必ずと言ってもいいほどに失敗するという残忍極まりないスキルも遠坂家の遺伝なのである。

過去にあった出来事の中でも、例の四次元○ケットよろしくの魔法使いゼルレッチが作った。
第二魔法を応用した箱の中に、閉じ込められたことなどもあった。

そして、今のこの状況の説明だが、難しいことも何もなく。
ただ、本当の遠坂凛を知っている者に説明するなら、この一言で言い切れるだろう、

「凛のいつものうっかりが発動した」

まぁ、本人に言わせれば不名誉極まりないのだが、理解できてしまうのだから、仕方がない。


士郎のすぐ傍に、サッカーボールくらいの大きさの輪が出現した。

「なんだ?この光の穴みたいなのは?」

士郎が恐る恐るその光の輪に近づいて行く、
すると突然、力が収束していくときのような甲高い音が(車のホイールが高速で回転しているときの音を想像してもらえれば、いいだろう)聞こえてきた。

「ちょ、ちょっと士郎!!
その輪に近づいちゃだめだってば!
何が起こるか、わからないのよ!!」

凛が士郎の腕を掴もうと走り出す。

その時、その光の輪からうずまき状の風が内側に向かって吹いていく。

「これは!?
いけません!!シロウ!」

光の輪から有り得ないくらいの魔力の収束を感じ、士郎を助けるために、立ち上がり、走り出す。

元々、いた場所の違いもあってか助けに駆けつけた二人が士郎のもとにたどり着いたのは、ほぼ同時だった。

しかし、士郎のもとへたどり着いた時には、すでに遅く、光の輪からの風の力は既に耐えられるものではなく、
士郎たち三人は光の輪の中に吸い込まれて行く。

「くっ!もう持ちこたえられない!
遠坂、あの輪の中に吸い込まれてしまったら、どうなるんだ!?」

必死に足で踏ん張りながら近くにあった木の枝などを掴み、一緒に吸い込まれようとしている凛に聞いた。

凛の方は、先程の魔力行使のせいで、足に力が入らず、力無い声で答えた。

「そんなのわかんないわよ!!
こんなの・・・・・前例が無いんだから!!」

そして、士郎の足が地面から離れ、光の輪に触れると、光の輪がとてつもない光量で輝き始める。

「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~」」」

そうして、アインツベルンの森にいた三人は光の輪の中に吸い込まれていった。

この森の中に、大魔術の痕跡だけ残して・・・・・・・・・・・・・


そのいち 了








あとがき

はい!!ということで、なんとかこの物語の序章(プロローグ)みたいなものを書き上げました。

ちなみにこの話、文法だの、描写だのいろいろと問題があると思いますが、これは私の自己満足で書いている小説なので、あんまり突っ込まないようにどうかよろしくお願いします。

まぁ、アドバイスや、誤字脱字の報告などは大歓迎なので、みつけたりした場合は是非報告よろしくお願いします。

この話を書く理由となったものは、結構前から小説はオリジナルで書いていたんですが、(公開とかは一切無く)なんか一から自分で作るっていうのは、やっぱり難しいですね。
だから、元々土台が出来上がっている二次創作に走ってしまいました。

とりあえず、今回はFateサイドのお話ですが、お話に出てくるのは何もこの三人だけではございません。
後々、何か理由をつけて出したいと思いますが、キャラ選は完璧に私の好みで選ばせていただきますので、その辺は、どうかご容赦を・・・・・・

ちなみに、何の作品とのクロスかは、まだ秘密ということで、次の小説の更新がいつになるかは分からないですけどね。

とりあえず、もう少ししたら暇になるので、そう遠くない未来のことだと願いたいし、そうなるように頑張ります。

多分、次の更新は、私の趣味でもある、野球の考察(今年のチームのオーダーなど)
などを書いていくと思うので、そちらのほうも気が向いたら、よろしくお願いします。

以上で、あとがきのほうを終わらせていただきたいと思います。
どうかこれからもよろしくお願いします。  タキオンでした。

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感想
話の構成は悪くないと思います。
ただ、改行の位置など、もう少し工夫はできると思いますね。
あと、基本的なことですが、「!」の後はスペースを、点点点は「……」と三点リーダで二つ、横線、つまりダッシュは「――」と二つですね。

文章の作り方も、少しなっていないような気がします。

士郎が恐る恐るその光の輪に近づいて行く、
すると突然、力が収束していくときのような甲高い音が(車のホイールが高速で回転しているときの音を想像してもらえれば、いいだろう)聞こえてきた。

たとえば、この部分の描写はどうかと思います。力が収束する音って何か分からないし、括弧書きで付け加えたような説明を書かれると、説明文を読んでいる気分になります。
あくまで、描写を行う、ということを念頭に置いて地の文を書くように心がけてみてはどうでしょう。
名無し 2008/02/27(Wed)21:11:53 編集
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